スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

受け継ぐもの

2015_01_09_03_.jpg

年末年始のお休みを利用して、北海道に帰省しました。
友人のはからいで、懐かしい人たちにたくさん会えたり、少ないチャンスで会いたかった人に会えたり、姉妹や両親、祖母とゆっくり過ごすことができた、嬉しい日々でした。お導きに感謝します。
写真は小樽。水族館でペンギンのお散歩を見られました。

2015_01_09_01_.jpg


うちの裏庭には二羽の鶏がいます。数年前に長男が、卵屋さんの廃鶏を譲りうけたもの。
最近こそ卵を産まなくなっていましたが、最初の一、二年は産みたてを提供してくれていました。
山梨に帰ってきてみたら、そのうちの一羽が瀕死の状態になっている。
数日間餌を与えられなかったストレスにより、もう一羽にイジメ抜かれ、背中から頭にかけての毛が無く血で黒ずんだ肌が見えている。歩けないし、目も多分見えていない。目前に餌を持っていけばかろうじて、見当でつつける状態。
聞けばやはり年明けまで鶏の存在を忘れていたようで、数日間餌なしで閉じ込められていたことになる。
これまで嫁だけが餌や水をあげていた(決して望んだわけではないのだが)ので、無理はないし、じぃじばぁばに鶏のことを頼むのを忘れ、さらに旅行中も鶏のことをすっかり忘れていたのだから、私の罪と言える。
でも、でも! 生き物がいるんだから、もう少し気にしてくれたっていいじゃないか!鶏の状態がショックで、罪の重さに耐えきれず、怒りは収まらない。しかし自分も悪いので、ストレートに家人に言えず、はけ口は愚痴となって孫①に。

餌あげてくれなかったから! 確かにちゃんと言わなかったけど、やってくれるって、思うじゃん!! などとこぼす。
すると孫①、そんな母に同調することなく、
「じぃじも、(お母さんと)同じように、誰かがやってくれるって思ったんだよ」
と諌められる。
私はぐうの音も出ない。そうだ、私だって同じなのだ…。
冷静で公平な孫①のひと言におどろく。

子どものひと言に驚いた一件として、孫②の話も。
夜眠る前にふとんの中で、孫②と二人で話をする。
寝つきの良い孫①はすぐ寝てしまえるのだが、孫②はとり残されてしまうことが多いからだ。貴重な対1の時間だからなのか、ちょっと入り込んだ話をしてみたくなる。

「孫②ちゃんや、にいちゃんがもし居なくなっちゃったら、おかあさん悲しくて生きていけないな〜」
とこぼす。実際そうだろうし、こうした不安に負けること、多々ある。
ついつい口に出してしまうこと、良くないな~と思うけれど。時に出てしまう。
孫②言う。

「いいんだよ。にんきないんだから」
(これは孫②独自の言い方で、人気ない、というのは多分自分のこと。卑屈になっている訳ではなく、俺のことなんていいんだよ、というようなニュアンスで言っているように思う)


「泣いたっていいんだ。
またがんばればいいんだ。」


「ちからくらべだ!」



オラ、孫悟空だ! とでも言い出しそうな、よどみのない可愛い笑顔で、まっすぐ天井を見てこう言ったのだ。
人生も後半戦にかかろうとする私にとっては、そこは「がまんくらべ」と言ってしまうところだけど、君にとっては「ちからくらべ」なんだね。予想だにしない答えと表情に、母、涙を抑えきれず。
ごまかし隠したつもりだが、やっぱり見つかって、
「かあちゃん泣いてるな!」
「とうちゃんいなくなったから泣いてるんだな」
と笑いながら言われるものだから、これまたかなわない。
「いやいやいや泣いてないよ~!」
とごまかし続けることが精一杯。
優しい言葉。どこか冷静な、私にはない視点からの意見。夫の存在を思い出す。

君たちが居てくれる以上、私は笑って進むしかないのだ。
たとえ何十年先のことであったとしても、どうかどうか、母よりも先にいってはくれるな。
スポンサーサイト

かあさん

2014_12_24_01_.jpg

正月前に、凧揚げをしました。
撮影は兄、被写体は弟と凧。

小学二年生男子の孫①と、母子お互いに険悪なやりとりになった時のこと。
詳しいいきさつは忘れてしまったが、おそらくは宿題やりなさい! とか、早くしなさい! とか、ささいなことで
私が声を荒げてしまったのだったと思う。

「おかあさんよりおとうさんが好きだったのに」
と言われてしまった。

…その場から消えたくなった。

長男が存命であったら、なんらこたえる一言でもなかったと思う。
仲良しの父と息子、私はその関係が好きだった。
おかあさんより、おとうさんが好き。それを聞いて、ほくほくした気持ちになれただろう。

だが今となっては、その一言は堪えた。
父親と遊びに行くことも多く、友達のようだった孫①のことが不憫でならない。
しかし噴出するのは相反する感情。悔しさと怒り。
私にはどうすることもできない。父親には絶対になれないのだ。

私が声を荒げるのにも実は訳があった。
時に言うことをきかない息子達。父親がビシッ! と言えば、しゅっと大人しくなっていたのに。
私が声を荒げてもいまいち、いや、ほとんど効かないのだ。
もっと強い声で言わなければいけないのでは? という迷いがあった。


先日孫②の五歳児検診が保育園であった。
保健師さんと対面で子どものこと、親自身のことなど相談できる機会で、そこで出会った保健師さんが、近しい方と死別した体験を持つ方だった。
うちの境遇を察して、彼女と話せるように組んでくれたのかな、と思ったけど、後から聞いたら偶然だったらしい。
気持ちに蓋をしていたのをそっと開けてもらえたような感覚で、涙がとまらなくなってしまった。

父親が居なくなってしまった、ということを知っている上で言ってもらえた一言がすとんと落ちた。
「おとうさんはおとうさん、おかあさんはおかあさんでいい」

ひとつ無くなった。その跡の穴を埋めようとしたくなるけど、私は×2にはなれない。
居なくなった人には、誰にもなれない。真似をしようとすれば無理が生じる。
私は私の声で伝え、自分の腕で抱えられるだけのものを抱きしめるしか、方法はないのだ。

父親の真似をして、彼らを釣りに連れていってあげたかったけど、今年はどうも億劫で行けなかった。
来年になって、少し暖かくなったら、おかあさんが連れて行こうと思う。多分最初は釣り堀だけど。

芽吹く

2012_03_16_01_.jpg


孫②が喘息で一週間ほど入院し、病院暮らしでした。
家の生活に戻ってみると、空気はまだ少し冷たいものの、
日差しが随分暖かくなっており、春が来たのだなあと感じました。

孫②が入院している間、孫①のことはほとんどじぃじばぁば、長男に任せっきりで、
たまに顔を見る程度しか会えませんでした。
しかし別段寂しがる様子も見せず、たまに会ってもいつも通りの姿。
入院を終えて嫁が帰ってきても、特別に甘える事も無い。
「母が居なくてもまったく構わないのだなあ」
と、その成長を嬉しく思いつつも、一抹の寂しさを感じていました。

しかし退院した週末が明けて月曜日、まだ登園はできない孫②を家に置いて
孫①を保育園に連れていこうとすると、しくしく泣いて動こうとしない。
ここ1年くらいはずーっと、こんなことはなかったのに。突然どうした?
保育園で何か嫌なことでもあった?

嫁も仕事に遅れるわけにはいかないので、
涙のとまらない孫①を無理矢理ひきずって保育園に突っ込み、出勤。
仕事中、よくよく、よぉく考えてみたら、
「ああ、もしかして、寂しかったのかな」
と、ようやく鈍い母は気付きました。


夕方、ちょっと早めに迎えに行くと、元気そうな姿が見えてひと安心。
担任ではない先生に、
「お兄ちゃんも寂しかったみたいだから、甘えさせてあげてくださいね」
と言われて、少し驚くも確信する。
「甘えてもいいのよ」と孫①に話しかける先生。
聞いているのか、いないのか、走って行ってしまった孫①。

それ以来、できるだけ孫①と接するように、意を汲むようにしてみたら、
時折もの凄く嬉しそうな顔を見せてくれたり、
普段よりも、くっついて来たりしてくれるようになって、
「良かった。母、必要とされてる」
と思えて、私が嬉しい気持ちになりました。

それにしてもつくづく、男子は未知の存在です。
私自身、女きょうだいしか居なかったこともあってか、
すくすくと複雑に成長してきている息子と毎日接して、思います。
娘だったとしても、やっぱりこう思ったのでしょうか。


2012_03_15_02_.jpg

暖かくなると同時に、葉物の成長も著しくなりました。
間隔が無くきつきつで、この先成長できなそうなので、
昨日少し抜いて食べてみました。
なんだか固くて、食べられような代物じゃないなあ、と思ったけど、
炒め物にしたら特に固さに問題もなく、味も良くおいしかったです。
ちょいちょい抜きながら食べていけそうなので、蒔いておいてよかったです。

テーマ : 写真日記
ジャンル : 日記

家族

03_10_01_.jpg


家週末、法事のために八王子に住む次男坊が帰ってきました。
たまにしか会えない次男坊、家からひきずり出され、
ネギを剥くお手伝いをさせられてました。
親子でネギを剥く姿を見ると、ほくほくした気持ちになります。
できれば私はあの中に入りたくないなあ、と思ってたりします。
実の親子で作る空間というか、あると思うから。

こうしてみんなで出荷準備なんかをしているときに、
これからどうしようと思っているとか、今こういうことを考えている、とか
結構大事な話をすることがよくあります。
確かに普段はそうそう皆が揃うこともないし、
こうした作業の時間が、大事な家族会議の場であるのだな、と思います。
家族で同じ仕事をするメリットは多くある、と考えてます。

時期を少し過ぎてきたからか、直売所でもライバルが減ってきて、
ネギも出せば売れるようになってきたようです。
本日もネギを直売所のほうに出荷します。


昨日孫①が嘘をつきました。
小さな嘘ですが、自分の不利を回避するための嘘だったので、
彼の成長を感じながらも、許すわけにはいかないな、と思いました。

「お父さんは嘘つきとはもう遊ばない」
「お母さんは嘘つく人は嫌いだ」

と集中砲火をあびせてしまったので、可哀想だったのですが、
痛い目を見て学んでいくだろうと信じて。

しかし子どもに嘘つきは嫌いだ、といいながら内心、
私はどうなんだ? とヒヤッと思ってしまった。
気付かないうちに自己防衛の小さな嘘をつきながら過ごしているかもしれないな。
子どもに何か伝えようとするとき、決まって我がふりを反省することになる。
それにしても何かを伝えるのは難しい。
未だ全く親としての自信は無いままに、日々子どもを育てています。

テーマ : 写真日記
ジャンル : 日記

リンゴの木

11_11_02_.jpg

7日日曜日、東京から親戚一家がやってきて、
一緒にリンゴ狩りに行きました。
場所はかねひこのはたけののすぐ近くのリンゴ畑。

オーナー制で、自分ちのリンゴの木を所有するかたち。
リンゴを育てるのは農園でしてくれるのだけど、
収穫時期が来ると、なっているリンゴを自分たちで収穫することができます。
毎年この三井家の木のリンゴ狩りに来てます。
いろんな商売があるんだなーと思います。

親戚一家は一家の木を所有しているので、
うちはうちの木を収穫。

11_11_01_.jpg

おいしかったです。

終わってからみんなで庭でお昼ごはん。
上は小学4年生、下は4歳の、4人の子どもが増えたので大騒ぎです。
都会の子にとってみたら、みんなでこういう広いとこで遊んだり、
リンゴとったりするの楽しいだろうなあと思う。

子どもが増えたためか、
小学生のお姉ちゃんたちが孫②ばっかり構うためか、
孫①はやや興奮ぎみ…。乱暴な場面も目立つ。

みんなで遊ぶルールも覚えていってほしいものだ。

親としては見てることしかできません。
ほんと文字の通り、木のように立って見る存在だなあと思う。
そして自分が同じくらいの子どもだった頃のことを思い出して、
ふたたび踏みしめる気分。

卑小な親としては、
できるだけたくさんの周りの人が、
子どもたちを育ててくださることを願うばかりです。

テーマ : 写真日記
ジャンル : 日記

プロフィール

長男の嫁

Author:長男の嫁
山梨県北杜市明野町に暮らす、二世代農家[かねひこのはたけ 三井農場]長男の嫁のお百姓日記です。日々変化する畑の話と、家族の話をお伝えします。家族構成は下記をごらんください。

かねひこのはたけ Webサイト

 【じぃじ】
kojin_2011_04.gif
『かねひこのはたけ』取締役社長。田んぼの責任者。身体の動きと仕事が速い。還暦はとうに過ぎたがその働きぶりに衰えはなく、毎日常に動き続けている。趣味は山登り、旅行、カメラ。

 【ばぁば】
kojin_2011_03.gif
主に野菜畑の責任者。嫁に来た当時はお米が主力だった三井農場で、野菜の育生を始め、今では20種類近くの野菜を育てている。やさしくてしっかり者の三井農場の母。漬け物と煮豆が上手。趣味は旅行、編み物、テレビ鑑賞。

【長男】
kojin_2011_05.gif
大学卒業後東京に暮らし、結婚して所帯を持ったが、「子どものためにも土に近い生活がしたい!」と一念発起。2010年1月より実家に戻って農業の勉強を始める。日々お百姓仕事をしながら農業の新しい担い手になるべく勉強に励む。2014年2月逝去。

【孫①】
kojin_2011_02.gif
長男の第一子。小学校生活も二年目に入った7歳。3歳までは東京育ちだが今やすっかり山梨の子ども。趣味は魚釣りと読書、今は主にゲームに夢中。藤子F不二雄の作品と自然科学が好き。

【孫②】
kojin_2011_01.gif
長男の第二子。おとなしめな孫1と比べるとひょうきんな4歳児。しかし恥ずかしがり屋。兄にあこがれと負けたくない気持ちの両方を持ち、泣いたり怒ったりふざけたりする姿が周囲の笑いを誘う。

【長男の嫁】
kojin_2011_06.gif
北海道出身者だが寒さに弱く、関東の古民家の冬の寒さについていけてない。農業の「の」の字も知らず、じぃじばぁばの作業を少〜しずつ手伝いながらもまだまだ食べる専門。webサイト制作担当。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。