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大雪 そして

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冬季オリンピックに沸く二月、山梨県は予想を超える大雪によってかつてない厄災に見舞われていました。
メディアでも報道されましたが、交通・物流は滞り、日常生活が脅かされました。
ハウスの倒壊等の農業被害は甚大なものになりました。

大雪は2回に渡りました。
2月8日の土曜日、そしてその翌週の14日の夜中から15日の朝方にかけて。
2回目の大雪は、前回の雪の量をさらに上回り、残雪も残っていたところにさらに追い打ちをかけ、決定的な打撃となりました。最初の大雪の日、止む気配を一向に見せずみるみる積もっていく雪を見て、得体の知れぬ不安に襲われたのをよく憶えています。


そして、その日2月8日に、長男が他界しました。37歳でした。
私たち家族のだれもが、これほど衝撃的で悲しい出来事が待ち受けているなど夢にも思っていませんでした。
しかし現実に、彼はその日から居なくなってしまいました。

特に大きな病気も、健康不安もなく、毎日元気に仕事をし、遊びや旅行にも出かけていました。
数日前から風邪だ、といって体調は崩していて、その日は朝から寝ていたいような様子でしたが、雪が降り続いたため、仕事場のハウスの雪下ろしに出かけたそうです。

そうです、というのは、嫁はパートの仕事に出かけて居なかったからです。
嫁が仕事から帰って来たとき、外の雪は相当なものでした。
じぃじばぁば、孫①孫②も家に居て、長男も仕事から帰ってきていて同じ部屋のこたつに寝ころんでいました。家族全員が揃っているのを確認して、ほっとしたのを憶えています。

直前までテレビのオリンピック中継を見ながら、みんなでお茶を飲んで会話もかわしていました。
ふと長男が眠り込んだ、と思ったら、尋常ではないいびきをかきだしました。
おかしい、と思ったときにはもう彼の意識はなく、息もときどき強く吸うだけで吐かず、数分後にはその呼吸さえなくなってしまいました。

救急車が来てくれるまでの10分強、病院へ搬送されるまでの車内でも家族始め救急隊員の方々が、懸命に救命活動を行いましたが、最後まで意識が戻ることなく、彼の心臓は止まってしまったのでした。

じぃじばぁばにとっては頼りになる息子であり、
孫①孫②にとっては良き父親であり、
嫁にとっては最愛の夫であった彼を、
突然にして失ってしまった空洞が埋まるまでには、今しばらく時間がかかるのでしょう。
3年かかるのか、10年かかるのか、あるいは埋まることはないのかもしれません。


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今日も山梨は朝から雪でした。三週間以上前の大雪の残雪がやっと無くなってきたところにまた降り積もりました。
でも今は雨に変わったようです。
今度はきっと、そう時間もかからずに溶けることでしょう。


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彼岸

「明日はお彼岸の入りなので、朝、ご飯を炊いて神棚に上げてね」

旅行先からのばぁばの電話。
しまった、また忘れていた。
春のお彼岸、秋のお彼岸、あとひぃじぃじ、ひぃばぁばの月命日と、
神様に朝炊いたご飯をあげるのだけれども、どうしてもうっかりしてしまって、
ばぁばがしてくれているのを見ていつも、しまった、と思う。

お彼岸ってものがよくわからないまま大人になったほど、
自分の生活には組み込まれていなかった文化、
ご先祖に対する敬意を払った仕事、と言いますか、
お仏壇に手を合わせたりすること。

この辺りは農業が生業であることもあり、
季節ごとの土と空への感謝ともいえる、こういった祈りを忘れない。
ここに暮らしてもう3年以上もたつのだかない。
それでも相当、適当になりそうな予感がしますが。

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「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通り、朝晩の暖房も要らないくらいになりました。
そうこうしていればすぐに、車庫もハウスもタマネギに埋め尽くされていく、
あの忙しい季節がいよいよやってくることでしょう。


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先日無事に孫①の卒園式が終わりました。
山梨に引っ越して来た春に、年少さんから保育園に入り3年間。
最近こそ明るく元気に登園するようになったものの、
馴染めていないんじゃないかな、と心配することや、
「なかまがいない」とふさぎこんでいた時期も少なくなくあったので、
立派にこの日を迎えられたことは親として大きな喜びでありました。

今度は小学生。またいろいろと、はじめてのことが押し寄せるだろうけど、
どうか、がんばってほしい。
後ろで見守り、支えられる家族でありたいなあと思います。

それにしても周りの話だけ聞けば、
最近の小学生は、1、2年生でも毎日の宿題に習い事にスポーツに大変らしい。
このテキトウな親がほんとに支えられるのか、些か心配です。

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立秋

梅雨が明けてから、まとまった雨が降った記憶が無く、
連日猛暑が続きました。
「いよいよ困った」という雰囲気が漂い始めた先日、ついに数時間ほど久方ぶりの雨が。
明野はもともと雨のあまり降らない土地です。
数キロ離れたところは土砂降りでも、ここは降らない、ということもしょっちゅう。
とはいえ、ここまで雨も降らず乾燥して、毎日35度近くまで暑くなったり、
連日熱中症でたくさんの人が病院に運ばれるニュースが続くと、
地球、どうなっちゃったんだろう…とさすがに思います。
でも良くよく考えてみれば、未来永劫四季のある世界でいられるのかというと、
そんなことはやはり無いだろうし、良きにつけ悪しきにつけ、
だんだんとなのか、急になのか、変わっていってしまうのだろうかと思います。

しかしそれでも暦の上の「立秋」のが過ぎたら、
朝晩ほんの少し涼しくなって、過ごしやすくなってきました。ほっとします。
このあたりでは、この日8月7日にお墓参りをします。
8月7日は月遅れの、旧暦の七夕で、もともと七夕はお盆前の先祖を迎えるための
禊(みそぎ)の意味があるものだったというから、
そのあたりのことが関係しているのかと推測します。

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毎日暑いので、鶏小屋に行く時に少しびくびくします。
鶏、どうにかなってるんじゃないかな…と。
今のところ二羽とも変わらず元気そうです。
でも、このうち一羽はほとんど卵を産まなくなってしまいました。
よく見れば、羽や尻尾などもう一羽と比べるとぼそぼそしていて、
もうお歳なのかな、と思われます。
それでも、たまーに卵を産んでくれるときがあって、
殻はザラザラで薄くって、中身もちょっと水っぽい、おいしくなさそうな卵。
「もうそんなに頑張らなくてもいいのになあ」と思ってしまいます。
余生をのんびり穏やかに過ごしてほしいものです。
もともと三羽いた鶏のうちの一羽がお亡くなりになってしまったのもやはり夏だった。
この夏を越えられるかなあ。

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昨年に比べると、ナスやトマト、特にピーマンのなり方が遠い気がしているのですが、
キュウリだけは調子よく実がついて、収穫に追われます。
すぐだめになるので、うちではこのように保存しています。
おからと塩を同じ割合で混ぜたものに、かたはしから突っ込んでいきます。
この場合は塩6キロにおから6キロ。
ばぁばが言うに、塩だけでは水が上がってきたその表面がカビてしまうけど、
この方法だとカビないだとか。
だんだんとキュウリの水分が出て、ふにゃふにゃになります。
これを冬に漬け物にします。

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ばぁばのニガウリが出荷最盛期です。
もうすぐお盆、そして夏も後半にさしかかってしまうと思うと、その早さに驚きます。
孫①も6歳になりました。来春には小学生。
仮にもう一人子どもが出来たとして、これから産むとなると、
すでに高齢出産の域に入るという事実に先日気付いてしまい、
少なからずショックをうけたところです。

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プロフィール

長男の嫁

Author:長男の嫁
山梨県北杜市明野町に暮らす、二世代農家[かねひこのはたけ 三井農場]長男の嫁のお百姓日記です。日々変化する畑の話と、家族の話をお伝えします。家族構成は下記をごらんください。

かねひこのはたけ Webサイト

 【じぃじ】
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『かねひこのはたけ』取締役社長。田んぼの責任者。身体の動きと仕事が速い。還暦はとうに過ぎたがその働きぶりに衰えはなく、毎日常に動き続けている。趣味は山登り、旅行、カメラ。

 【ばぁば】
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主に野菜畑の責任者。嫁に来た当時はお米が主力だった三井農場で、野菜の育生を始め、今では20種類近くの野菜を育てている。やさしくてしっかり者の三井農場の母。漬け物と煮豆が上手。趣味は旅行、編み物、テレビ鑑賞。

【長男】
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大学卒業後東京に暮らし、結婚して所帯を持ったが、「子どものためにも土に近い生活がしたい!」と一念発起。2010年1月より実家に戻って農業の勉強を始める。日々お百姓仕事をしながら農業の新しい担い手になるべく勉強に励む。2014年2月逝去。

【孫①】
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長男の第一子。小学校生活も二年目に入った7歳。3歳までは東京育ちだが今やすっかり山梨の子ども。趣味は魚釣りと読書、今は主にゲームに夢中。藤子F不二雄の作品と自然科学が好き。

【孫②】
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長男の第二子。おとなしめな孫1と比べるとひょうきんな4歳児。しかし恥ずかしがり屋。兄にあこがれと負けたくない気持ちの両方を持ち、泣いたり怒ったりふざけたりする姿が周囲の笑いを誘う。

【長男の嫁】
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北海道出身者だが寒さに弱く、関東の古民家の冬の寒さについていけてない。農業の「の」の字も知らず、じぃじばぁばの作業を少〜しずつ手伝いながらもまだまだ食べる専門。webサイト制作担当。

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